CHARACTERS

ダニエル・J・ルース

ロンドンに住む9歳の少年。燃えるような赤毛とそばかすが特徴。魔力が強く、幽霊や妖精など普通の人には見えないものが見えたり、悪魔に絡まれたりと非日常的な日々を送っている。本人は悲観しておらず好奇心旺盛なため、不思議なことがあると自分から首を突っ込んでしまうこともしばしば。

エピソード:「少年と目玉女」「少年と白い声」「少年と庭師」

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ジャック・ミラー

ダニエルのシッター兼護衛として雇われた謎の青年。世界各国を旅して様々な職業を経験し、習得した豊富なスキルを仕事に役立てている。ダニエルを襲った悪魔を迎撃できるほどの戦闘能力と胆力の持ち主で、特に刃物の扱いにはやたら秀でている様子。落ち着いた性格だが、ダニエルとは茶目っ気のあるやりとりをする事も。

エピソード:「少年と庭師」

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目玉女

通称"目玉女"。顔の大部分を占める大きな目玉で豊かな感情表現をする。親切にしてくれるが、目を合わせると目玉をくり抜いてしまうと噂の魔物。目玉が好物で、普段はカラスやネズミなどの動物の目玉を食べている。人間の目玉はご馳走。そんな彼女に目をつけられてしまったダニエルは…

エピソード:「少年と目玉女」

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毛玉

幸運を呼ぶケサランパサラン。行方不明になった女子中学生コートニーに飼われていた。彼女に返してあげたいものがあり、ダニエルにくっついて協力を訴えかける。空中をふわふわと漂っているが、一部の人にしか姿が見えない。

エピソード:「少年と白い声」

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庭師

大きなハサミを持った庭師姿の青年。校庭の生垣を整えているのを見ていたダニエルに「手を貸してくれ」と声をかけてくるが、その正体は…

エピソード:「少年と庭師」

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オズワルド

三つ編み姿が独特なセラピスト。催眠術やアロマキャンドルを用いてトラウマを抱えている人を癒すのが趣味。心優しい性格の一方、蒐集した悪魔の死体を加工して蝋燭を作るなどどこかネジが飛んでいる。

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ダニエル(大人)

成長し戦う力を得たダニエル。炎を操るパイロキネシスを発現し、基礎的な体術はジャックに仕込まれた。オカルト案件を扱う探偵事務所に所属している。

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ヴィクター・ハートネット

探偵事務所での雑務全般を担当する苦労人で、元人間の悪魔。自らを"電子の悪魔"と称する。電子機器に干渉できるため、彼の手にかかれば旧時代の"心霊写真"や"呪いのビデオ"よろしく最先端技術もオカルトと融合する。また、五感を記録・再生できる能力を持ち、仲間との情報共有に役立てている。穏やかで人当たりがいいが、悪人相手には一転して凶暴性を見せることも…

エピソード:生まれた地リプレイ

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ヒューゴ

大樹の悪魔。非常に好戦的な性格で、戦闘になりそうな依頼があれば飛び付いてくる。かつてはタイバーンという村で死刑の際に用いられた首吊り大樹に魂を宿していた。そのためか善人を唆すより悪人を甚振る方が性に合っており、全身から蔓や根を出して絞め殺したり刺し貫いたりととても暴力的だが、一般人には友好的。

エピソード:「タイバーンの首吊り大樹」&「冬空のモーニングコール」

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ハーヴェイ

大樹の使い魔。かつて存在した村、タイバーンで暮らす人間だったが、殺された父親の復讐のために大樹の悪魔と契約。対価に肉体を明け渡して契約を完遂し、現代まで永い眠りについていたものの、今はヒューゴの使い魔として二度目の生を謳歌している。優しく気さくな性格で、ものづくりが好きな普通の青年。しかし使い魔になったことでヒューゴの影響を多大に受けており、趣味嗜好が物騒になってきている。

エピソード:「タイバーンの首吊り大樹」&「冬空のモーニングコール」&「ハーヴェイの日記」

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トーマス

仮面の悪魔。自身の姿を持たず、仮面に宿りそれを被った人間の体を操る。ホッケーマスクなど顔全体を覆うものなら意識を奪って完全に乗っとるが、ヴェネチアンマスクなど顔半分だけ覆うものだと意識はそのままに体の自由だけ奪い取る。とても悪戯っぽい性格で、半憑依だと戸惑う相手を面白がって発狂させてしまう事も珍しくない。憑依した人間の技能をトレースし覚えるため一人で様々な技能を扱う事ができ、主に乗り物の操縦で事務所の仲間をサポートする。料理が好き。

エピソード:半憑依交渉術トーマスとマックス

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マックス・サトー

英日ミックスの大学生。イギリスでも日本でも周囲に馴染めず人付き合いが苦手になってしまい、「自分は誰とも同じになれない」と失望していた所にトーマスと出逢った。トーマスの半憑依でも発狂せず、自分の体をトーマスの器として貸すうちに親しくなり、相棒と呼び合えるまでになっている。

エピソード:高校時代の言われようまざる

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トーマス(人型)

成長の末に自身の姿を得たトーマス。自分を受け入れ快く憑依させてくれたマックスと親しくなり、孤独を感じていた彼の味方であることを体現すべく兄弟に見えるような姿になることを望んだ。マックスに危害を加えた者は地獄の果てまで追い詰める。マックスだけには仮面なしで憑依できるようになっている。

エピソード:ふえるトーマスペンギンジャンパーわるいこだれだ

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マイク・マドック

イラストレーターの青年。彼が描く絵は虫嫌いや集合体恐怖症にとってはおぞましいものばかり。学生の時に悪魔マギーと出逢い、弱っていた彼女を自分の肉体の中に保護したことで共に過ごすようになり、契約を結ぶまでに溺愛している。マギーに死肉を喰わせてやるために殺人事件に首を突っ込んだり、掃除屋としてアングラ界隈の人間から死体処理の仕事を請けたりとトラブルメーカー。皮肉屋な性格で、ダニエルのことを赤毛野郎(ジンジャー)と呼ぶ。

エピソード:逃げ足マイクとダニエル高校時代の髪型

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マギー

妄想の悪魔。ありえない事を人間に強く思い込ませたり幻覚を見せる事ができ、かつては魔女狩りの活発化に一役買っていた。現代では全盛期より大人しく過ごしていたものの、他の悪魔に襲われて弱体化し困っていたところをマイクに手を差し伸べられる。弱体化により人間のフリをできず蛆虫の姿をしている。お肉が大好き。

エピソード:性癖

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マギー(人型)

人の形を取れるまでに回復した状態。人間の油断を誘えるので幼女の姿をしている。蛆虫状態の頃から自分にベタ惚れのマイクに呆れつつ実は相思相愛。

エピソード:フィルター

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ギル

骨の悪魔。骨が好物であるのに対し、肉が好物のマイクたちに取引を持ちかけられ、掃除屋仲間として活動している。不健康な見た目とは裏腹に戦闘技能に長けており、正面切っての戦いに向かないマイクをサポートする。昔は墓地を漁って骨を食べていたが、現代ではうまくいかなくなりフライドチキンを骨ごと食べるなど世知辛い生活をしている。

エピソード:ナチュラルボーン凸凹コンビ215本

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この作品はフィクションです。実在する国・人物・事件とは一切関係がありません。